売上の締め日の変更をして節税
売上計上の原則
決算処理をするにあたって、売上に関しては決算末日までの売上分を計上しなくてはいけません。
しかし、会社の売上締め処理日は、常に末日とは限りません。15 日締め、20 日締めなどがあると思います。
そのため、締め後の出荷分(帳端)を出荷記録等から集計して売上に計上しなくてはなりません。
売上締め後の帳端の取扱いの特例
しかし、決算日よりも前の日に帳簿を締めきっている場合は、その締切日を基準に売上を計上することが認められています。ただし、下記の条件を満たす事が必要です。
(1)締め切日は事業年度終了の日以前おおむね 10 日以内であること
(2)毎期継続して適用すること
また、帳端分の集計等が煩雑で手間がかかるなど合理的な理由があり、そのことによって期間損益に大きな影響を与えないような情況であることが必要です。
さらに仕入等の原価も売上の計上に対応させなければなりません。
節税とともに、事務処理の簡略も図れますので検討してみてはいかがでしょうか。