2020/09/16

家賃支援給付金の賃貸借契約等証明書について

賃貸借契約書だけで申請できる方は少ない!?

ケース別に賃貸借契約等証明書の要否を説明していきますが、多くの方が当証明書が必要な場合に該当すると思います。

賃貸借契約等証明書には賃貸人である家主さんの自署欄があるため、期間に余裕をもって準備することをお勧めします。

賃貸借契約等証明書は様式が複数あります。
家賃支援給付金トップページ下の『資料ダウンロード』ページから入手して下さい。
https://yachin-shien.go.jp/downloads/index.html

まず賃貸借契約書を確認!

まずは、賃貸借契約書をお手元にご準備下さい。

そもそも契約書を交わしていない方、お手元にない方

該当する方は、「様式5-4 賃貸借契約等証明書(契約書等が存在しない場合)」を作成して下さい。

家賃支援給付金の申請にあっては、当証明書のみでOKですが、予期せぬトラブル回避のため、契約書作成を検討しても良いかと存じます。

契約書がお手元にあるという方

以下、多いと思われる順に作成が必要な賃貸借契約等証明書を記載しました。
(1) 契約期間に2020年3月31と申請日が含まれていない。
該当する方は、「様式5-3 賃貸借契約等証明書(契約書等の契約期間に2020年3月31日又は申請日が含まれていない場合)」を作成して下さい。

契約書の契約期間に2020年3月31日と申請日の両方を含む場合、当証明書を作成する必要はありませんが、いずれか一方でも含まれていない場合は、作成する必要があります。契約期間が満了した後は自動更新と定められている契約が多いため、 多くの方が作成必要に該当すると思います。

(2) 家賃の金額が違う。
該当する方は、「様式5-4 賃貸借契約等証明書(契約書等が存在しない場合)」を作成して下さい。 (後述しますが他の情報もあります。)
金額が税込表記の場合は、消費税率変更により該当していると思います。
「契約書があるのに・・」と書類名に違和感がありますが、問い合わせ窓口に確認すると、当該書面を作成した方が円滑に進むとのこと。支給をお急ぎの方は、取得した方が良いかも知れません。
(賃貸借契約等を証する契約書等が存在しない理由)欄には、「消費税率変更により家賃が変更となった」などと記入して下さい。
細かい文言の指定は無く、分かるように書けば良いとのことです。

他方、金額が違っても必要箇所に入力すれば、当証明書が不要との情報もあります。
申請画面の『本契約内の賃料』欄に契約書記載の賃料を入力し、『過去1か月以内に支払った賃料』欄に文字通り支払った賃料を入力すれば良いとのこと。
賃貸人との書面のやり取りが難しい方は、この方法で入力した方が良いかも知れません。

(3) 賃貸人の名前が違う。
該当する方は、「様式5-1 賃貸借契約等証明書(契約書等の賃貸人等と現在の賃貸人等の名義が異なる場合)」を作成して下さい。
管理会社や所有者の変更があれば必要となります。入居以後に家賃支払先の変更があった方も要注意です。

なお、給付額が確定したら、申請者に振込のお知らせが郵送されますが、賃貸人(管理会社が存在する場合は管理会社)にもお知らせが郵送されるそうです。
   
(4) 賃借人の名前が違う。
該当する方は、「様式5-2 賃貸借契約等証明書(契約書等の賃借人等と申請者の名義が異なる場合)」を作成して下さい。

会社名を変更した方は要注意です。また、法人で給付金申請する場合は、法人名義で契約をしていなければ当該書類が必要となります。
各証明書が作成できたら、PDFやJPGなどの形式にてデータ化して下さい。
基本的に電子申請(インターネットを利用した申請)となるため、持続化給付金申請と同じくデータ化する必要があります。

家賃支援給付金の申請

データ化が完了すれば、いよいよ申請です。
家賃支援給付金トップ画面の『申請する』をクリックして下さい。ここで一部の方は、真っ白の画面(空白のページ)が表示されます。
「ここまで準備したのに・・」と頭の中も真っ白になりそうです。

白くなった理由は、申請できるブラウザ(ネット閲覧ソフト)が限られており、インターネットエクスプローラー等では申請できないからです。

申請できないブラウザを使用している方は、『重要なお知らせ』にて、申請できるブラウザ(Microsoft Edgeなど)のダウンロードを案内していますが、ダウンロード不要の方もおられますので、まず次の手順で確認して下さい。

スタート(左下の窓のマーク)をクリック→アプリ一覧(電源ボタンの右隣の列)を下にスクロール→Mのアプリ名の中に『Microsoft Edge』があるか確認
※アプリ一覧が表示されない方は、スタートの横の検索枠にて、Microsoft Edgeを検索して下さい。

Microsoft Edgeがあれば、もちろんダウンロードする必要はありません。当ブラウザを使って、再度家賃支援給付金の申請ページへと進んで下さい。

家賃支援給付金問い合わせ窓口

賃貸借契約等証明書について述べて参りましたが、他にも誓約書などの必要書類がございます。

また申請受付側の対応方法が変わっていくことも予想されます。

不明点があれば、まず『よくあるご質問ページ』にて類する質問があるか確認して下さい。
https://yachin-shien.go.jp/faq/index.html

無ければ家賃支援給付金の相談窓口にお問い合わせ下さい。
0120 - 653 - 930
8:30~19:00、平日・日曜日対応(祝日・土曜日非対応)

なお、当方では関与先様を除き家賃支援給付金に関する質問には対応しておりません。
あしからずご了承下さい。

記.大阪事務所4課