2026/03/04

e-Taxでの確定申告

自宅でスマホ申告を完結させるための事前準備

自宅で確定申告を完結させる基本ルートは、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で申告書等を作成し、そのままe-Taxで送信する流れです。
作成コーナーでは、画面案内に沿って金額等を入力するだけで、所得税、消費税及び贈与税の申告書や、青色申告決算書・収支内訳書の作成・e-Tax送信ができます。

スマホでe-Tax送信する場合は「マイナンバーカード方式」が代表的で、事前にスマホにマイナンバーカードを登録しておけば、利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)でログインが可能になります。
また、この方式は利用者識別番号(16桁)とパスワードの管理が不要です。(※ログイン後にマイページから確認が可能)

準備段階の要点は3つです。
①スマホがマイナンバーカード読み取りに対応しているか
②マイナンバーカードの暗証番号(署名用・利用者証明用)を把握しているか
③申告に必要な資料が揃っているか

①については、スマホのマイナンバーカード(スマホにマイナンバーカードの機能を追加する機能)を利用することで、マイナンバーカードをスマホで読み取らなくても、申告書の作成・e-Tax送信ができます。
Android端末では、すでに利用可能となっていましたが、令和8年1月からiPhoneにおいても、「iPhoneのマイナンバーカード」を利用することで、本人認証時の手間がかからず、よりスムーズに申告いただくことができます。

マイナポータル連携で入力を省略

申告内容の入力をサポートする機能が「マイナポータル連携」です。
これは、所得税の確定申告手続において、マイナポータル経由でデータを一括取得し、確定申告書の該当項目へ自動入力する機能です。

連携で取得できる項目は、「給与所得の源泉徴収票」、「生命保険料」、「医療費」、「ふるさと納税」等、電子データで取得できるものになります。
どの控除証明書等が自動入力の対象かについては、国税庁が一覧で公表しています。
対象となるものは年度により更新されるため、国税庁の一覧で確認するのが確実です。

ここで注意が必要なのは、データの取得には前提条件がある点です。
たとえば給与の源泉徴収票データは、支払者側の電子提出等の状況に左右されます。
また、保険料控除証明書等も、発行主体がマイナポータル連携に対応していることが前提になります。
要件を満たさず、マイナポータル連携できないものについては各金額を手入力する必要があります。

実際の入力手順としては、(1)マイナポータル連携で一括取得 →(2)自動入力を反映 →(3)残りを手入力、とすると効率的に進めることができるかと思います。

e-Tax送信後は受信通知と申告書控えの保存を

申告書の入力が終わったら、作成コーナーからe-Tax送信します。

送信後に必ず確認したいのが、e-Taxのメッセージボックスに届く「受付結果(受信通知)」です。
e-Taxのホームページでは、受信通知の確認手順をQ&Aで案内しており、受付日時や手続名等から送信内容を特定して確認する流れが示されています。

次に「控えの保存」です。
提出が完了した申告書やその受信通知については、必要に応じて印刷できるほか、PDFとして保存できます。
国税庁は、スマホでのPDF取得を想定した「メッセージボックスからのPDF出力マニュアル」を公開しており、申告後のデータの保存もスマホで完結できるようになっています。

このため、自宅申告で「提出できたか不安」、「控えが手元にない」という状況は、(1)受信通知で受付日時・手続名を確認、(2)申告書PDFを保存、の2点を行うことで解消することができます。

申告後は必ず受信通知を確認して、申告が完了しているかを確認するようにしましょう。
そして、申告書と受信通知を保存して申告作業は終了です。

今年の確定申告・納税期限は、所得税・贈与税が3月16日(月)、消費税が3月31日(火)となります。
それぞれ、期限にはご注意ください。

記.大阪事務所1課